AI Labs Audit の GEOトラッキングプラグインを導入する
サイトにおけるAIの可視性を計測します。15以上のカテゴリーにわたる256種類のボットのシグネチャ、存在しないURLの検出、AIからの参照トラフィック。導入方法は6通り。WordPress、PHP、Node.js、Python、Cloudflare Worker、JavaScript ピクセル。
事前準備
トラッキングプラグインをインストールする前に、AI Labs Audit のダッシュボードでトラッキングキーを作成する必要があります。作成すると、4つの認証情報が発行されます。
API & Integrations を開く
AI Labs Audit アカウントにログインし、API & Integrations のページを開きます。
トラッキングキーを作成する
キーを作成をクリックし、ロールに Client を選んでクライアントを指定します。続いてキーの種類で Tracking IA (trk_live_...) を選び、確定してください。
Agence+ をご利用の場合:エージェンシーのメニューでは API キー と表示され、この画面にロールの選択はありません。キーの種類から Tracking IA を直接お選びいただき、そのあとにクライアントを指定してください。
4つの認証情報をコピーする
認証情報がウィンドウに表示されます。HMAC Secret は二度と表示されませんので、その場ですべてをコピーしてください。
- API Key — お客様専用のトラッキングキー(形式:
trk_live_...) - HMAC Secret — ペイロードに署名するための秘密鍵(クライアント側には決して公開しないでください)
- Client ID — データをアカウントに結び付けるクライアント識別子
- API URL — エンドポイント:
https://ailabsaudit.com/api/v1
ご注意
HMAC Secret は作成時に一度だけ表示されます。紛失した場合は、新しいトラッキングキーを作成し直す必要があります。
GDPR 準拠
トラッカーは個人データを一切収集しません。検出するのは AI ボットの user-agent と AI リファラーのドメインのみです。Cookie の使用、IP アドレスの追跡、フィンガープリンティングは行いません。
WordPress プラグイン
WordPress プラグインは、最も手軽に始められる方法です。AIボットの検出、イベントの一時保存、定期的な送信まで、すべて自動で行います。
インストール
導入方法は2通りあります。
方法A:FTP/ファイルマネージャーでアップロードする
GitHub からプラグインをダウンロードし、ailabsaudit-tracker フォルダーを /wp-content/plugins/ にアップロードします。
方法B:WordPress の管理画面から導入する
プラグイン > 新規追加 > プラグインのアップロードを開き、ZIPファイルを選んで「今すぐインストール」をクリックします。
設定
プラグインを有効化する
WordPress 管理画面のプラグインを開き、AI Labs Audit Tracker を見つけて「有効化」をクリックします。
認証情報を入力する
設定 > AI Labs Audit を開き、API Key、HMAC Secret、Client ID、API URL を入力します。
接続を確認する
「Test Connection」ボタンをクリックし、認証情報が正しく、イベントを送信できる状態かを確認します。
動作の仕組み
検出は1ミリ秒未満
ボットの検出によるページ表示への影響は、1ミリ秒未満です。
イベントの一時保存
イベントは WP transient に保存され、WP-Cron によって5分ごとに送信されます。
毎日の更新
ボットのシグネチャと参照元ドメインの一覧は、APIから毎日更新されます。
オブジェクトキャッシュに対応
Redis、Memcached をはじめとするオブジェクトキャッシュと問題なく併用できます。
GDPR 準拠
このプラグインは個人データを一切収集しません。検出するのは、AIボットの user-agent 文字列と、AIからの参照元ドメインのみです。Cookie も、IPアドレスも、実際の訪問者の追跡もありません。
PHP(汎用)
WordPress 以外の PHP サイトでは、自動検出を備えた単体の PHP トラッカーをお使いください。Composer から導入するか、単一ファイルをコピーして使えます。
インストール
Composercomposer require ailabsaudit/tracker
あるいは、GitHub リポジトリから AilabsTracker.php をダウンロードして、直接読み込むこともできます。
使い方の例
PHPuse AilabsAudit\Tracker\AilabsTracker;
$tracker = new AilabsTracker(
apiKey: 'your-api-key',
apiSecret: 'your-hmac-secret',
clientId: 'your-client-id',
apiUrl: 'https://ailabsaudit.com/api/v1',
enableDetection: true,
bufferStorage: '/tmp/ailabs_buffer.json'
);
// フロントコントローラーの先頭で呼び出します
$tracker->detect();
動作の仕組み
- 自動検出は任意で有効にします(既定は
enableDetection: false。従来の動作との互換のためです)。有効にすると、detect()が現在のリクエストからAIボットと参照元を自動的に判別します。 - 一時保存:イベントは JSON ファイルに保存され(同時実行に備えて
LOCK_EXを使用)、まとめて送信されます。 - APIからの更新:ボットのシグネチャと参照元ドメインの一覧は、APIから自動的に更新されます(TTL 24時間、ETag に対応)。
動作条件
PHP 7.4 以降、ext-curl、ext-json。
Node.js
Node.js のバックエンド(Express、Fastify、Next.js など)では、Express 用のミドルウェアと自動検出を備えた公式の npm パッケージをお使いください。
インストール
npmnpm install @ailabsaudit/tracker-node
あるいは、GitHub リポジトリから src/index.js をコピーしてお使いいただけます。
使い方の例
JavaScriptconst { AilabsTracker, createMiddleware } = require('@ailabsaudit/tracker-node');
const tracker = new AilabsTracker({
apiKey: 'your-api-key',
apiSecret: 'your-hmac-secret',
clientId: 'your-client-id',
apiUrl: 'https://ailabsaudit.com/api/v1',
enableDetection: true,
});
// Express のミドルウェア — ボットと参照を自動的に検出します
app.use(createMiddleware(tracker));
// 安全な停止 — 残っているイベントを送り切ります
process.on('SIGTERM', () => tracker.shutdown());
動作の仕組み
- 自動検出は任意で有効にします(既定は
enableDetection: false。従来の動作との互換のためです)。有効にすると、ミドルウェアがリクエストごとにAIボットと参照元を自動的に検出します。 - 一時保存:メモリ上に保持し(最大500件)、5分ごとに送信します。連続送信は30秒間まとめます。5xx や 429 のエラーでは3回まで再試行します。
- APIからの更新:ボットのシグネチャと参照元の一覧は、APIから更新されます(TTL 24時間、ETag に対応)。
安全な停止
tracker.shutdown() は、保持している残りのイベントを送信し、すべてのタイマーを停止します。プロセス終了時にイベントを失わないために欠かせません。
動作条件
Node.js 14 以降。外部の依存はありません。
Python
Python のバックエンド(Django、Flask、FastAPI など)では、WSGI/ASGI 用のミドルウェアと自動検出を備えた pip パッケージをお使いください。
インストール
pippip install ailabsaudit-tracker
あるいは、GitHub リポジトリから tracker.py をコピーしてお使いいただけます。
使い方の例
Python(Flask)from ailabsaudit_tracker import AilabsTracker, WsgiMiddleware
tracker = AilabsTracker(
api_key="your-api-key",
api_secret="your-hmac-secret",
client_id="your-client-id",
api_url="https://ailabsaudit.com/api/v1",
enable_detection=True,
)
# WSGI のミドルウェア — ボットと参照を自動的に検出します
app.wsgi_app = WsgiMiddleware(app.wsgi_app, tracker)
# 安全な停止 — 残っているイベントを送り切ります
import atexit
atexit.register(tracker.shutdown)
動作の仕組み
- 自動検出は任意で有効にします(既定は
enable_detection=False。従来の動作との互換のためです)。有効にすると、ミドルウェアがリクエストごとにAIボットと参照元を自動的に検出します。 - 一時保存:スレッドセーフなメモリ上の保持(最大500件)。デーモンスレッドのタイマーで5分ごとに送信します。5xx や 429 のエラーでは3回まで再試行します。
- APIからの更新:ボットのシグネチャと参照元の一覧は、バックグラウンドのスレッドでAPIから更新されます(TTL 24時間、ETag に対応)。
安全な停止
tracker.shutdown() は、保持している残りのイベントを送信し、すべてのタイマースレッドを停止します。プロセス終了時(Gunicorn、uWSGI など)にイベントを失わないために欠かせません。
動作条件
Python 3.8 以降。外部の依存はありません。WSGI(Flask、Django)と ASGI(FastAPI、Starlette)に対応します。
Cloudflare Worker
トラッカーを Cloudflare Worker として配置すると、エッジでリクエストを受けて解析できます。オリジンのサーバーには一切影響しません。
導入
Wrangler をインストールする
Wrangler をまだお持ちでない場合は、次のとおりです。
npm install -g wrangler
wrangler.toml を設定する
GitHub リポジトリをクローンし、wrangler.toml を編集して API_URL の変数を設定します。
[vars] API_URL = "https://ailabsaudit.com/api/v1"
シークレットを設定する
認証情報を Cloudflare Worker のシークレットとして登録します(コードに現れることはありません)。
wrangler secret put API_KEY wrangler secret put API_SECRET wrangler secret put CLIENT_ID
配置する
Worker を Cloudflare のエッジネットワークに配置します。
wrangler deploy
動作の仕組み
エッジでの検出
GET リクエストを Cloudflare のエッジで受け取ります。オリジンのサーバーに届く前です。
256種類のボットのシグネチャ
GPTBot、ClaudeBot、Bingbot AI、PerplexityBot など、15以上のカテゴリーにわたる256種類の user-agent を検出します。
30以上のAI参照元
ChatGPT、Perplexity、You.com など、30を超えるAI参照元ドメインからのトラフィックを識別します。
送りっぱなしで待たない
イベントは ctx.waitUntil() によって非同期に送信され、応答速度に影響しません。
動的な更新
ボットのシグネチャとAI参照元の一覧は、Cloudflare Cache API を通じてAPIから動的に更新されます(TTL 24時間)。APIに到達できない場合、Worker は配置時に同梱された一覧に切り替えて動作を続けます。
JavaScript ピクセル
スクリプトタグを1つ置くだけの、軽量(2 KB 未満)なクライアント側トラッカーです。静的サイト、ランディングページ、サーバーに手を入れられない場合に適しています。
導入
次のスクリプトタグを、HTML の </body> の直前に追加します。
<script src="/path/to/tracker.js"
data-tracker-id="YOUR_TRACKER_ID"
data-api-url="https://ailabsaudit.com/api/v1/collect">
</script>
計測する内容
page_view
ページの表示を、URL と参照元の情報とともに自動的に記録します。
page_leave
ページからの離脱を、滞在時間とスクロールの深さとともに記録します。
click
リンクや操作可能な要素のクリックを記録します。
セキュリティ上の注意
クライアント側から送られるデータには署名がありません(HMAC のシークレットをブラウザーに置くことはできないためです)。データはサーバー側で、送信元ドメインによって検証されます。お使いのドメインが AI Labs Audit の設定に登録されていることをご確認ください。
動作確認
トラッカーを配置したら、AI Labs Audit のダッシュボードで正しく動作しているかを確認します。
ダッシュボードを開く
AI Labs Audit のアカウントにログインし、対象クライアントのトラッキングページを開きます。
ボットのクロールを確認する
AIボットのクロールは、配置から数分で表示され始めます。GPTBot、ClaudeBot、Bingbot をはじめとするAIクローラーの記録をご確認ください。
AIからの参照を確認する
AIプラットフォーム(ChatGPT、Perplexity、Copilot など)からのトラフィックも、順次ダッシュボードに表示されます。
イベントの詳細を見る
任意のイベントをクリックすると、詳細を確認できます。user-agent、クロールされたURL、日時、ステータスコード、応答サイズ。
ヒント
数分待ってもデータが表示されない場合は、プラグインの設定で認証情報をご確認いただき、サーバーから https://ailabsaudit.com/api/v1 に到達できることをご確認ください。WordPress の場合は、WP-Cron が正しく動作しているかもご確認ください。
GEOトラッキングの高度な機能
存在しないURLの検出
トラッカーは存在しないURLを自動的に検出します。AIモデルが引用したり案内したりしているものの、実際にはサイトに存在しないページのことです(AIボットのクロールに対して404を返すもの)。これらは記録されてダッシュボードに報告されるため、不足しているページを作るか、リダイレクトを設定して、AIが生み出したトラフィックを受け止められます。
AIからの参照トラフィックの計測
ボットのクロールに加えて、トラッカーはAIからの参照トラフィックも見守ります。ChatGPT、Perplexity、Copilot、You.com などのAIプラットフォームから訪れた、実際の利用者のことです。このデータから、AIにおける可視性が実際のサイト訪問にどうつながっているかが分かります。
ボットのクロールと監査スコアの相関
記録されたボットの活動は、ウェブ側の知識の指標として使えます。AIボットがページを頻繁にクロールするほど、その内容がAIの知識に取り込まれる可能性が高まります。これは、ネイティブとウェブそれぞれのGEOスコアと相関し、クロールの活発さとAIにおける可視性の成績とを直接結び付けます。